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日本医療法人協会ニュース 2015年8月号

巻頭言
 副会長 鈴木 邦彦

■特集 新副会長・常務理事ごあいさつ
 若返った協会新役員に業界の牽引役としての期待が集まる
  副 会 長 太田 圭洋(社会医療法人名古屋記念財団 理事長)
  常務理事 西村 直久(医療法人聖仁会・医療法人光仁会 理事長)
  常務理事 安藤 高朗(医療法人社団永生会 理事長)

■EVENTReport 第2回経営講座....

■医法協アカデミー第85回
地域のニーズに応える多様な機能によりますます存在感高める地域包括ケア病棟
  医療法人和楽仁芳珠記念病院 理事長 仲井培雄

■連載「医療法人会計基準」パーフェクト解説 第13回
貸倒引当金会計 公認会計士 五十嵐邦彦

■医療界の常識を斬る!第16回
医療機関の不当な負担を直視し「医療提供」への正当な評価を求めたい
  副会長 小森 直之

■特別寄稿
 医療事故調査制度における管理者の重要な役割を再確認せよ
   常務理事 小田原良治

「第3回経営講座」開催のお知らせ

シンポジウム「医療事故調施行待ったなし」開催のお知らせ

第30回全国医療法人経営セミナー(熊本市)開催のお知らせ

●NEWS DIGEST 医療界の最新動向

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日本医療事業協同組合


■巻頭言
 〜地域医療構想策定の協議の場には医師会と病院団体が結束して臨もう

  日本医療法人協会  副会長  
医療法人博仁会   理事長  
鈴木 邦彦

  地域医療構想の策定作業が本格的に進み始めている。各都道府県では母体となる協議体の編成・人選が進んでおり、会合が開かれているところもある。

  昨年6月の通常国会で成立した「医療介護総合確保推進法」が、その出発点であるが、背景には財政上の問題だけでなく超高齢化と人口減少への対応がある。もともとわが国の医療制度は世界的にもきわめて優れており、公的国民皆保険のもとで民間中心による効率的な提供体制を確立して、先進各国が医療費抑制のためにめざしている「公プラス民のミックス型」をいち早く実現してきた。そのため、これまでは医療計画も基準病床数を決める程度のゆるやかなものであった。しかし、今後の世界に類を見ない超高齢化と人口減少を考えれば、多くの地域で各々に対応できる病床体制を確保する必要が出てきている。

  地域医療構想はよく指摘される「病床削減ありき」ではなく、むしろ2025年に向けて地域に必要な医療を確保することに主眼が置かれていると言える。その方法は、高度急性期・急性期・回復期・慢性期という4つの機能区分のどれに自院が入るかを自ら判断して報告し、必要病床数に基づいて、話し合いを通じてそれを調整していくというきわめて「日本的」なものだ。

  そもそも平成3〜13年の10年間に、わが国の病床は13万床も減っているのである。民間の場合、これらはいずれも経営者自身が判断しているのだ。建て替え時が大きな判断のタイミングになるだろう。ただ、そのように自然な減少があるにしても、必要な病床まで減ってしまっては困るので、それらを残すために、データに基づいて、話し合いながら決めていこうという趣旨であると思われる。

  また、超高齢社会では、急性期の大病院が担ってきた高度急性期医療のニーズが減少するのに対して、民間中小病院が提供してきた地域に密着した医療に対するニーズが増加することも忘れてはならない。せっかく地域のニーズに沿った医療を提供しているのに、建て替えの資金が足りないために閉鎖するというようなことがあってはならない。機能を転換する場合を含めて、その時には基金を活用できるようにすべきである。

  地域医療構想の成否のカギは、公的と民間が同じ立場で議論できるかどうかにかかっている。民間病院は経営を犠牲にしてまで協力することはできない。建て替えだけでなく機能の転換を決断するにも時間が必要である。国の方針では公的のほうにハンデをつけているようだが、それが実行されるかどうか、民間側としては医師会を中心に病院団体などが結束して協議の場に臨むことが求められる。


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