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トップ協会ニュース協会ニュース・2018年3月号
日本医療法人協会ニュース 2018年3月号

巻頭言  
  常務理事 星野 豊

■特集
 地域医療構想調整会議での議論の手引き

■新年のごあいさつ

■特別寄稿
 センター調査報告書の公表を否定 日本医療法人協会 常務理事 小田原良治

■第1回経営講座 開催のお知らせ

医療界の最新動向

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巻頭言
  〜人口減少と過疎地の医療〜


日本医療法人協会 常務理事   
医療法人社団豊生会 理事長   
星野  豊

  急速な高齢化とともに、人口減少が全国的な問題となってきています。ことに私どもの北海道ではその流れが顕著であり、また札幌などの都市部への人口集中も加速度的に増えてきています。その一因として、地域で安心して住み続けられるために不可欠な医療の衰退や不安定さが挙げられます。しかし、固まりつつある地域医療構想や次年度から始まる第7次医療・介護事業計画の指針などにも、「削減ありき」で地域医療確保の観点が弱いように思えてなりません。

 昨年4月から、夕張市立診療所並びに老人保健施設(40人)の指定管理者をお受けすることとなりました。厚生労働省の平成24年度在宅医療拠点事業にともに参加したご縁や、地域活動の協力や 医師・セラピストなどの人財交流・医療機器の共同利用など関係が深まった結果です。

 夕張市は最盛期(昭和35年頃)には人口12万人を超え賑わっていましたが、エネルギー需要の変 化もあり一気に衰退、平成19年には自治体で初の財政再建団体となりました。現在、人口は8500人で、171床あった市立病院も破綻を機に19床の有床診療所に縮小しています。高齢化率は昨年暮れ、ついに50%を超したものの人口減はやや緩くなり、訪問診療など在宅系の医療ニーズが増えつつあります。一時期の転出などによる急な人口減の変動期が過ぎ、当地夕張で今後も暮らし続ける方が多くを占めてきています。おそらくこれからどの地域でも起こり得る縮図とも思えますが、ここで踏みとどまれるかの要因のーっとして医療があるのは間違いありません。また数年のかかわりですが、過疎化の進む地域では近隣地域同士の協力に加え、都市部との有機的な「地域間連携」が重要と考えます。医療の面ではITなどを駆使した常時の連携体制で、検査結果や画像の共有システムと、昨年暮れからは札幌の大学病院と診断や治療の助言をいただける連携をまず脳外科領域から始めてい ます。課題の医師確保では、子どもの教育や研修 などで地域常駐は難しい場合が多いのですが、訪問診療などでは多職種の連携や救急時の対応が しっかりなされれば、地域と都市部での勤務を組み合わせた形態も可能です。またその医療機関が へき地要件を満たす場合、社会医療法人などの協力が期待でき、夕張で整形外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、循環器科などの専門外来の協力をいただいています。人口減少・過疎化の波は遅かれ早かれ私たちの足元でも起こってくることであり、その意味でも地域内だけではなく「地域聞の連携」は 意義が大きいと考えます。

 終わりに、地域医療構想や間もなくの消費税の 増税問題、また今後の方向性を占う診療・介護報 酬同時改定など大変重要な時期にこのような大役 を仰せつかり、身の引き締まる思いです。今後と もどうぞご指導よろしくお願いいたします。

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