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トップ協会ニュース協会ニュース・2019年5月号
日本医療法人協会ニュース 2019年5月号

巻頭言  
  会長 加納 繁照

特集 ありがとう平成、こんにちは令和
 〜新時代の医療を語ろう〜

■医療法人の七不思議:実務家から観た混迷の過去・現在・未来
 第23回:基本財産をめぐる問題
  公認会計士 五十嵐邦彦

第2回経営講座 開催のお知らせ

●医療界の最新動向

「医師法21条と2月8日付厚生労働省医政局医事課長通知 『医師による異状死体の届出の徹底について』の解説」の開催について。

「医師事務作業補助者研修」ご参加の募集について

会員の皆様へ 〜e−mailアドレス登録のお願い〜

独立行政法人福祉医療機構 (医療貸付)貸付利率表
福祉医療機構サイト内金利情報へのリンクです。利率は随時更新されております)

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松田マネジメントグループ日本医療事業協同組合


巻頭言
〜「令和の医療」を考える3つの視点〜


日本医療法人協会 会長    
社会医療法人協和会 理事長  
加納 繁照 

 
 いよいよ「令和」時代が始まりました。医療経営も新たなステージを迎えますが、先行きを見通すうえで、私は3つの視点があると思っています。

  1つ目は「女性の活躍」です。もともと医療機関は女性の占める割合が多い職場ですが、医師数も女性の存在感が高まっています。産科、婦人科はもちろんですが、麻酔科でも女性が男性の医師数を上回ったと言われます。そうしたなかで 医療機関をどのように運営していくかが問われています。若い女性医師に関しては、結婚・出産・育児というライフイベントがありますが、医師としての仕事をどう両立していただくか。これまでは女性医師の働きは男性医師の80%とか、選ぶ診療科に偏りがある、あるいは宿日直をしにくいといったことが議論されていましたが、もはや待ったなしです。女性医師にいかに活躍していただける環境を用意していけるかが課題となります。この課題解決は偏在対策にもつながります。平成年間における医療政策の課題として、医師の地域・診療科偏在がありました。救急医療や外科など、女性医師から敬遠されがちな診療科にも女性が積極的に子上げしてもらえるような環境づくりが不可欠です。

  2つ目は「働き方改革」です。3月に「医師の働き方改革に関する検討会」の報告書がまとまりました。このうち、医師との36協定締結にあたって、時間外労働の上限時間としてA水準(年間 960時間)、B水準(年間1860時間)、C水準(年 間1860時間)の3パターンが設けられましたが、基本的に、これからの医療機関は2036(令和18)年に向け、A水準をめざさなければならず、そのための努力を進めていかなければなりません。もちろん、当院も例外ではありません。間もなく現代の医療に適した新たな解釈が示されることになる宿日直許可基準に合わせて、自院の医師の働き方が適した形になっているかを見極め、体制整備を進める必要があります。B水準の場合、連続勤務時間との兼ね合いも含め、病院にはかなり難しい対応を迫られることになることが見込まれます。二次救急医療を引き続き担っていくためにも、ご留意いただきたいと思います。

  3つ目は「自治体行政と病院のあり方」。自らの政策の「目玉」として公立病院の新改築を掲げ、衆目を集めようとする首長もいると聞きます。年間7000億円の国からの補助金、自治体財政の圧迫要因となっている繰入金などを伴っていることは、国レベルで問題視されています。新改築は本当に必要なのか、その病院は本当に成り立っていくのかを、厳しく正していかなければなりません。無駄な税金を使う余裕はないのです。

 これら3つの視点から見た課題への対応、問題提起は、医療法人に課せられた使命です。令和年間も、引き続きよろしくお願い申し上げます。

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