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日本医療法人協会ニュース 2020年5月号


巻頭言
 日本医療法人協会 副会長 小森 直之

会長談話
「日本の医療を守る」視点から要望を提出
 日本医療法人協会 会長 加納 繁照

緊急企画
 新型コロナとたたかう民間医療機関の頑張りが感染患者と地域を救う!
  加納 繁照(日本医療法人協会会長/社会医療法人協和会理事長)
  伊藤 伸一(日本医療法人協会会長代行/社会医療法人大雄会理事長)
  鈴木 邦彦(日本医療法人協会副会長/医療法人博仁会志村大宮病院理事長・院長)
  関  健 (日本医療法人協会副会長/社会医療法人城西医療財団理事長)
  菅間 博 (日本医療法人協会副会長/社会医療法人博愛会理事長代行)
  太田 圭洋(日本医療法人協会副会長/社会医療法人名古屋記念財団理事長)
  馬場 武彦(日本医療法人協会 副会長/社会医療法人ペガサス馬場記念病院理事長・院長)
  小森 直之(日本医療法人協会副会長/医療法人社団恵仁会 なぎ辻病院理事長)

■特別企画
 ドイツが新型コロナによる医療崩壊を未然に防ぎ早期に段階的緩和に移行できた背景
 吉田 恵子 医療・介護制度調査コーディネーター

●春の叙勲・褒章

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独立行政法人福祉医療機構 (医療貸付)貸付利率表
福祉医療機構サイト内金利情報へのリンクです。利率は随時更新されております)

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松田マネジメントグループ日本医療事業協同組合


巻頭言
  医療機関に一層の感染症対策と経済的支援を

日本医療法人協会 副会長
医療法人社団恵仁会 なぎ辻病院 理事長
小森 直之

 N95マスクを装着し、新型コロナウイルス感染が疑われる患者に1時間ほど外来診療を行ってきた。外すと、顔にはマスクの痕がくっきりと食い込みいたいたしいほどである。マスクを通しての呼吸は、思ったほど苦しくはなかったが、これ以上長く話をしていたら息苦しさを強く感じることとなったであろう。テレビに映し出されていた、海外の医療現場での状況がいかに過酷であるかを、身をもって日々実感している。

 新型コロナウイルスの患者が急増するにつれて、救急搬送先がなかなか決まらない事態も頻発している。感染者を受け入れている病院では専用の病床を増やして対応しているが、治療が長期にわたり、新規の感染者を受け入れることが難しくなっている現状がある。また、感染患者の治療のためにやむなく外来を縮小、手術を中止せざるを得ない病院は、経営の危機を迎えていると予想される。医療経営の瀬戸際を走りながら、この得体の知れぬ感染症へ僅かな備蓄を供出し、使い回しという耐え難い方法を選択し、必死に対処しているのである。急性期から慢性期まで90%前後の病床稼働率でなければ赤字となる昨今、厳しい経営状況にありながら、現在の日本における新型コロナウイルス感染症に対する医療のあり方は、賞賛に値する。

 一方で、感染患者を受け入れた結果、大変残念なことに、院内感染が生じると朝から深更までテレビを始めとするマスコミから、まるで院内感染対策を何も行っていなかった最低の医療施設のような評価を受けなければならないのだ。マスコミには、医療先進国である日本においてなぜ、院内感染が発生してしまうのかを、社会に対して明確に伝えてほしいと思う。

 この新型コロナウイルス感染症は、無症状・ 無自覚の期間が長期にわたる可能性もある。そういった悪意のない無症状者が、外来・救急受診のために、またお見舞いのために病院を訪れることから院内感染が始まるといっても過言ではないであろう。つまり、どれほど敏感かつ高度に院内感染への防御に心を砕いていても、院内感染が発生してしまう確率は非常に高いということである。このたびの新型コロナウイルス感染症に対しての感染対策は、きわめて難題である。

 今後も、新型コロナウイルス感染症の無症状・無自覚の感染者や再罹患者が増加していること から、各病院は相当な覚悟を持って、医療と経営の両面からそれに備えなくてはならない。物資が不足するなか、国から多くの支援がなければ、新型コロナウイルス感染症以外の病気に対する治療が行えなくなり、本当の意味での医療崩壊が起こってしまうだろう。そのような事態を防ぐためにも、さらなる感染拡大防止対策と、各病院への経済的支援をただ強く望むばかりである。

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