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日本医療法人協会ニュース 2020年10月号

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巻頭言 日本医療法人協会 理事  佐々木 恭子

■太田副会長に聞く 新型コロナ対策の大役を担う 第3回
 インフルエンザ流行期に備えた発熱外来・検査体制の確保にも引き続き積極的な協力を

■インタビュー 「医師の働き方改革の推進に関する検討会」報告
 馬場 武彦 副会長
  時短計画の策定対象病院と開始時期が大きな課題に

■特別レポート 病院ぐるみで人院・外米に積極対応
 加納 繁照
(社会医療法人協和会加納総合病院理事長/日本医療法人協会会長)

■安藤たかお衆議院議具の国政問答第11回
 医療政策に現場の実情を反映させていく取り組みに注力

「第2回経営講座」開催のお知らせ

●「医師事務作業補助者研修」ご参加の募集について

第35回全国医療法人経営セミナーin那須

独立行政法人福祉医療機構 (医療貸付)貸付利率表
福祉医療機構サイト内金利情報へのリンクです。利率は随時更新されております)

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松田マネジメントグループ日本医療事業協同組合


巻頭言
  新型コロナ禍に思うこと 他律から自律へwithコロナ後に求められていること

日本医療法人協会 理事
社会医療法人渡邊高記念会 西宮渡辺病院 理事長
 佐々木 恭子

  「今年はオリンピック開催」と楽しみに迎えたお正月に、こんな事態を予測した人がいたでしょうか? 新型コロナウイルス禍ではほんの1カ月先の未来すら予測困難で、目前にある事態に翻弄される日々を送っています。

 「指定感染症に対する対応は公立病院と行政がすべきことである」という主張はおそらく正論なのでしょうが、私どもの法人の所在地である兵庫県(阪神南地域)の状況は、見て見ぬ振りができる状況ではなく、可能な限りの協力体制で地域医療の維持をめざす日々を過ごしています。

 予定していた行事や計画はすべて棚上げ状態の数力月で、もちろん、今を乗り切らずして未来はないのでしょうが、やはり、継続した医療体制維持のためには未来を考え、コロナ後の変化に思いを馳せることも大切なのだと思います。

 最近耳にする「自粛警察」や「マスク警察」という言薬は、日本社会に深く根づく''村社会的''同調圧力や個人の思考力の減衰、あるいは自粛の象徴なのでしょうが、自粛や外圧による均一横並び社会には限界があり、今回のコロナ禍は、私たちの働き方や社会のあり方を見直す1つのきっかけとなっています。

 コロナ禍に後押しされたかたちで始まった在宅ワークには、他律から自律へという、働き方に対する変化が求められています。医療や介護の世界でもセルフメディケーションに向かう時代の流れが見えており、医療の質の低下を防ぎつつ、さらには経営の安定を担保しつつ、いかに時代の要請に応えるかが今後の大きな課題となっているように思えます。コロナ禍の粋らしは今後の 社会の変化を示唆しており、この変化に寄りそう変革が求められているのではないでしょうか。

 現在減少している医療需要の回復も、社会が求める健康志向やセルフメディケーションに呼応する意識改革なしでは逹成できないように思います。コロナ禍で開始されたオンライン診療は、健康や病気のセルフマネジメントヘの支援が目標となり、外来診療の概念を大きく変化させるかもしれません。高齢者医療においては、病と折り合う ための生活支援が今以上に求められることも予測されます。自己管理が基本となる医療は、医療のあり方を大きく変える兆しとも考えられます。

 昭相から平成、そして令和へと、病院医療はトップダウン型で成り立つ「医療チーム」から、目標の共有化と個々の役割認識による「チーム医療」ヘと変化してきました。医療機関におけるチーム医療の先に地域医療があり、地域に住む人々の生活があるなかで、現在体験しているwithコロナからは、コロナ後の社会における共存と自律へのメッセージが読み取れるのかもしれません。


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医療法人は70周年

 医療法人は、1950年(昭和25年)に制度が発足し、今年は制度70年目の年です。